トキハソース

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〒861-1442 東京都北区滝野川7-39-8 TEL.03-3916-7181 お問合せ

トキハソースとは トキハソースの歴史 History

原点

~1922(大正11年)

トキハソースのルーツは明治時代終わり、外国航路船のコックの元で修行をしていた坂田為吉にあります。当時群馬県高崎市に唯一あった洋食屋『喜笑軒』を開業、西洋料理が日本人の口に合うように独自のアレンジを加えていました。
その味に魅了され、コックを目指したのがトキハソースの創業者・小倉榮男です。義父である坂田為吉の元でポークカツレツ、カレーライス、コロッケ、エビフライ、オムライスなどを学び小倉自身も料理人となりました。同時にこれからの時代はソースの需要が増えると確信します。

創業

1923(大正12年)~

関東大震災が発生。復興に励む人々に「食」で幸せを与えたい、励ましたい想いが強まります。
限られた階層の人たちのための洋食から、徐々に一般の方々へカレー・とんかつ・コロッケが浸透し、洋食屋が徐々に誕生していく様子を見た小倉は洋食の食材を揃えることが出来るお店『常盤商會』を東京・板橋にてスタートさせます。
当時、様々な食材を揃えることが困難だったことを経験していたコックならではの発想が創業に繋がりました。

前進

1933(昭和8年)~1940(昭和15年)

洋酒、食料品、薬味を取り扱う『常盤商會』で最も売れ筋であったオリジナルのソース。コックの経験がここで活きてきます。当時は野菜の缶詰やパウダーはありません。朝早くからひとつずつ生野菜の洗浄。手間ひまかけて丁寧に煮込み、味付け。時代の後押しもあり徐々にソース作りを専門としていき、小さな町工場が誕生しました。

激動

1942(昭和17年)~1945(昭和20年)

戦前から盛んになってきていたソース製造は東京大空襲により、その基盤をほとんど失います。昭和19年にはソース業界への砂糖の配給はゼロになり、品質・規格を守ることも不可能になります。しかし、頭の中にあるレシピに改良をつづけ、ウスターソース以外のソースを考案、試行錯誤を繰り返します。『喜笑軒』ではソースにメリケン粉を使用してソースにとろみをつけていたので、それをどう日持ちさせるか研究の日々でした。

復活

1949(昭和24年)~1965(昭和40年)

トキハソースを含め、ソース製造に情熱を持つ122名が「ソース製造業者によるソース製造業者のための組合組織」を結成。全国各地のソースも多様化していきます。
人工甘味料が主流の時代、それに頼らず砂糖や黒糖を使用した高品質なソースを追求することを選択。人口増加も後押しして、1955年には戦前のソースの消費量まで回復しました。

困難

1971(昭和46年)

高速道路の拡幅工事のため板橋の仲宿から現在の滝野川工場へ移転。場所や環境が変わると味にも影響してしまうのが怖いところ。移転してしばらくは味が変わってしまい失敗の連続。新しいものを作り出すのも大変ですが、伝統を守っていくことも大変でした。客離れにもつながったことで販売方法の模索を始めます。

飛躍

1973(昭和48年)~1988(昭和63年)

1980年、2代目社長・坂田実就任。
販売方法を模索していた経験がインスタントやきそばを主とした加工食品業界用ソースの開発に繋がります。トキハのブランドは知らなくても、誰もが1度はトキハの味を口にしたことがあるはずです。加工食品用のソースであってもコスト重視ではなく、味に妥協せず、生野菜を使用し続けたことで業界からの信用を獲得。今でも様々な商品の原料となっています。

斬新

1990(平成2年)~2005(平成17年)

長年、毎日出る大量の野菜残渣を減らすだけでなく、有効活用できないか…。この悩みを解決するために長い構想期間を経て1992年(平成4年)『生ソース』が誕生。東京都立食品技術センターと共同開発。また、東京都ソース工業協同組合の全面サポートを頂けたことで東京都地域特産品認証食品として認められ、製法特許取得・農林水産大臣賞受賞。
イギリス生まれのソースではなく、東京生まれのソースの誕生。

進化

2005(平成17年)~2018(平成30年)

2007年、3代目社長・田口伊津子就任。
品質管理部として入社した経緯もあり、衛生面強化に着手。また、主力である加工食品用のソースだけでなく、自社商品販売強化の為ラベルデザインはもちろん、インナーブランディングを徹底的に行っています。製造数量を増やすため、2017年志木工場の増設。2018年ISO22000取得。徐々に家業から企業へと成長をしていきます。

挑戦

2018(平成30年)~2023(令和5年)

ソースの普及活動・地元地域貢献の一環として「瀧野川やきそば」「ソース屋さんのミートライス」の販売を開始。また2018年(平成30年)には、24時間365日購入することのできる「ソースの自販機」を設置。
商品、ヒトづくり・まちづくりに対する姿勢なども評価され、2021年度東京都信用金庫協会・しんきん協議会連合会・東京事業経営者会様主催による 「優良企業表彰」に選ばれ、優秀賞を受賞いたしました。様々な環境変化が激しい昨今ですが皆様のお役に立てるよう精進してまいります。

創業100周年

2023(令和5年)

おかげさまで創業100周年を迎えることができました。
100周年を記念して作成したロゴマークは、2つの「0」を繋げて社名の由来である「枯れることなく常に若い芽が育ち青々しているように」と、ロゴマークのモチーフである孔雀の「繁栄をもたらす象徴」の2つの意味を表しています。

100 周年記念商品

THE SAUCE / どろ生ソース

着想から約3年、素材や製法、容器やデザインにまでとことんこだわった究極のウスターソース「THE SAUCE」(画像左)。300本限定で1本1万円で販売しました。
ともに創業100周年を迎えたオリバーソースと共同開発をした「どろ生ソース」(画像右)。
お互いの看板商品である「生ソース」と「どろソース」をブレンドして、お互い特徴である生野菜のうまみと濃熱旨辛の刺激の両方を味わえる商品を販売しました。

社名とロゴマーク

由来

トキハソースの「トキハ」は常緑樹の【常盤木(ときわぎ)】が枯れることなく 常に若い芽が育ち青々しているように、社員が常に元気で活躍するようにと命名。
また、社名である「トキハソース」は「トキワソース」と読みます。
「ワ」は末広がりである「ハ」を使用しました。

昔から【鳥】は幸福をもたらすと言われています。
その中でも【孔雀】は地球上に存在する鳳凰として富と繁栄をもたらす象徴です。 トキハソースも富と繁栄をもたらすようにと願いを込めて、 孔雀が羽を広げた姿をロゴマークにしました。

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トキハソースで作る料理レシピ RECIPE

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